店舗は北新地の全日空ホテルの近くにいちしており、店主は有名割烹店にて修行され店内では炭火を使用しオープンキッチンとして旬の魚菜(なにわ伝統野菜や大阪近海魚介)を味わえることをポンイトとした店作りを計画しました。
内装はホワイトとブラウンでシンプルな店舗演出をし、中央のジャイアントテーブルの上には吹き抜け的空間があり、その周りにはモダンなグラフィック的空間体験ができるように内装デザインをしました。
場所:北新地
客席数:12人
規模:1階
床面積39.6u(12坪)
オーナーの松尾さんは法善寺横町の「森川」出身で12年4ヶ月の修行を経て独立。「自分の店を持つなら北新地」と決めていたと語る。
最初は北新地内の4階に出店を希望、場所が良くないので再度1年かけて物件を探されやっと1階の店がラッキーにも見つかり一気に店づくりが始まりました。
松尾さんからは「ブティックのような割烹」をデザインして下さいと希望がありコミュニケーションの中でオープンキッチンで料理人としてのしなやかに生かした割烹が出現することになりました。サプライズは「ミシュランの2つ星」を受賞。これからの松尾さんの自身のエネルギーが再注目。
− 意匠庵・岡正三郎氏に設計を依頼した理由は?
私の経営、イメージコンセプトを話している中で店舗類や数多く飲食店を
手がけているベテランですので、この店を繁盛店になる様デザインしてくれると直感しました。
− プランニング(設計)を進める過程において、岡氏の評価(良かったこと・悪かったこと)
私のイメージしているブランドメーカーのショップがあり、
そのことを伝えると早速同行。適切なアドバイスをもらいました。
プランについてもいろいろな要望を具体的に図面上に表現してもらい安心感がありました。
− 工事の進行過程において、岡氏の評価(アドバイス等)
平面プランが出来上がって、現場でチョークによって床にカウンターや厨房、
いすの寸法を現場で記入。そして説明を受け具体的なイメージが私の頭にもイメージとして
インプットされ、また工事途中にも材料も提案がありより信頼関係が共有できました。
− 工事完成後の店舗に対する満足度の感想及び岡氏の評価
図面パースにて説明を受け、内装工事が進行し完成した店をながめた時、
予想していた以上の出来上がりに感激しプロフェッショナルなデザイン力に満足満足でした。
立地が北新地の1階角店で、立地を見たとき面白い店が出来ると直感しました。外構えは黒御影石を全体に下部は間接照明の光にして建築全体を際立たせるようにシンプルにデザイン。内装もシンプルに天井高さを確保し上がり天井にデザイン、布をポイントにこの店はなんといっても松尾さんがフラットなカウンター席から料理のてさばきがすべて眺められる醍醐味。人柄からも料理からも「旨いものを作る」が魅力なのです。